今回は、人口の1.6%しかいないと言われる「提唱者型(INFJ)」について、詳しく解説していきます。提唱者型(INFJ)は、「内向型(I)」「直感型(N)」「感情型(F)」「判断型(J)」の4つの特徴を持つタイプ。
洞察力に優れ、他人の感情の変化に敏感です。また、自分の価値観はしっかりと持ち、判断力が高いタイプでもあります。特徴を把握して、自己分析や将来的なキャリアの構築にご活用くださいね!
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目次
提唱者型(INFJ)の基本的な性格|MBTI診断(16パーソナリティ)
提唱者型(INFJ)は、自分の中に強い信念と高い目標を持っているのが特徴です。妥協をせずに理想を追い続け、状況の改善を目指します。
お金や地位を得ることよりも「人助け」「世の中にポジティブな結果を生み出す」「達成感を得る」ことで満足するタイプ。そのため、「人助け」が生きるテーマになっていて、自分よりも他人を優先しがちです。自分のことを後回しにしてストレスを溜めてしまうことがあるので注意しましょう。
また、洞察力があり状況把握が得意です。自分の考えをしっかり持っているので、他人の意見も上手に取り入れつつ的確な判断をくだせますよ。
一方で「自分は少し変わっている」、と感じる傾向があり「周りとなかなか馴染めない」、という悩みを持つことが多いタイプ。そのため、人付き合いは狭く深いのが特徴です。内向的で自分の気持ちに正直なため、偽りのない深い人間関係を大事にします。

提唱者型(INFJ)の長所|MBTI診断(16パーソナリティ)
まずは、提唱者型(INFJ)の長所をチェックしていきましょう!自分の得意を活かした仕事探しの参考にもなりますよ♪
①サポート力がある
提唱者型(INFJ)は、周りの状況を察知して相手をサポートすることが得意です。また、「人の役に立つ」ことで喜びを感じる傾向があります。そのため、積極的に相手を支える行動に出ることが多いタイプ。
自分よりも相手の問題を優先して考える傾向があり、いち早く駆け付けてくれる頼もしい一面を持っています。
②人と違った視点で物事が見れる
提唱者型(INFJ)は、洞察力だけでなく高い創造性を持っています。そのため、人とは違った視点で物事を見ることが多いです。頭の中でイメージしたことを現実にする力があるので、誰も思い付かなかいような内容を提案することもあります。
③思いやりがある
提唱者型(INFJ)は自分の価値観をしっかり持ち、相手の感情をそのまま受け入れられる強さがあります。そのため、相手を否定せずに思いやることができるタイプ。
感情の変化にも敏感なので、相手の思っていることや考えを素早く察します。損得勘定抜きで人と接するので、頼りにされるケースが多いです。
提唱者型(INFJ)の短所|MBTI診断(16パーソナリティ)
次に、提唱者型(INFJ)の短所をチェックしていきましょう。短所を把握すれば、自分の苦手なことに対して対策が取れますよ!結果を見て落ち込むのではなく、認識して回避することが上手く活用するポイント◎
①気苦労やストレスを感じやすい
提唱者型(INFJ)は、人助けをすることに喜びを感じて自分のことを後回しにしがちです。そのため、自分のケアが疎かになって強いストレスを抱えることがあります。状況の変化を敏感に察知するため、誰よりも先にトラブルに反応してしまうのも原因の一つ。
ストレスを抱え込んで爆発する前に、息抜きの時間を設けるのが大切ですよ。自分の好きなことを楽しんでリラックスしたり、1人の時間を作って気持ちを整理するのも良いですね◎
②引っ込み思案で人の目線を気にしがち
提唱者型(INFJ)は、内向的で「人からどう見られているのか?」を気にする一面があります。聞き上手でコミュニケーションに長けているように見られがちですが、自分のことを伝えるのは苦手。
また、平和主義者で周囲とのトラブルを避けようとして本音を抑えることがあります。相手に合わせて行動できるのは長所ですが、仕事では必要なことを伝えるのも大切。少しずつ発言の機会を得て、慣れていくと良いですね。
③自分よりも他人優先
先述のとおり、提唱者型(INFJ)は自分よりも相手を優先する傾向があります。そのため、心に余裕がないときは負担が大きくなり、強いストレスを抱えてしまうことも。
頑張りすぎて余裕がなくなれば、長所である「洞察力」「判断力」を十分に生かせず、視野が狭くなってしまいますよ。相手と同じくらい自分のことも大切にするよう心がけましょう!
提唱者型(INFJ)の割合はどれくらい?|MBTI診断(16パーソナリティ)
日本においての提唱者型(INFJ)の割合は、世界と同じく6.79%程度であると考えられています。提唱者型(INFJ)は、相手に影響されない自分としての価値観を強く持っています。
そのため、多数派の意見に合わせる「集団行動」が特徴の日本社会では、少数派にもなり得る個性的なタイプです。
提唱者型(INFJ)との相性一覧は?|MBTI診断(16パーソナリティ)
ここでは、16パーソナリティの各タイプとの相性を紹介します。職場の方や、自分の周囲の方に当てはめてチェックするのもおもしろいですよ♪
性格タイプ | 相性 | 関係性 |
巨匠型(ISTP) | ★★★★★ | 好奇心と理性的な考えの両面をもつ巨匠型(ISTP)は、内向的な提唱者型(INFJ)にとって良い刺激を得られる相手。苦手と決めつけず、相手の考えを観察してみましょう! |
仲介者型(INFP) | ★★★★★ | 仲介者型(INFP)は、提唱者型(INFJ)と同様に相手のサポートが得意な性格で2タイプの相性はばっちり◎周りから理解を得にくい提唱者の意見を尊重してくれて、良き理解者となってくれるタイプです。 |
幹部型(ESTJ) | ★★★★★ | 幹部型(ESTJ)は、提唱者型(INFJ)と同じく自分自身の価値観をしっかり持っているタイプ。意見が対立してもお互いを尊敬しあえるため、良好な関係を築けます。 |
討論者型(ENTP) | ★★★★★ | 知的で聡明な討論者型(ENTP)とは、刺激的な対話を楽しめます。相性は良好で、一緒にいると楽しめるタイプ。 |
建築家型(INTJ) | ★★★★☆ | 独創性が強い建築家型(INTJ)とは、深い理解と洞察力を共有できます。ただし、対立もしやすいので建築家のペースに合わせるのがポイント。 |
広報運動家型(ENFP) | ★★★★☆ | 好奇心旺盛で創造的なアイデアを共有できる広報運動家型(ENFP)とは相性抜群◎お互い共感を得られ、話が盛り上がること間違いなしです。 |
領事官型(ESFJ) | ★★★★☆ | 思いやりがある領事官型(ESFJ)は、相手の考えを尊重してくれるタイプ。内向的な提唱者型(INFJ)でも、穏やかな気持ちで接することができますよ。 |
擁護者型(ISFJ) | ★★★★☆ | 相手のサポートを得意とする擁護者型(ISFJ)とは、共感できる部分が多く好相性◎提唱者型(INFJ)の意志を尊重してくれるのも嬉しいポイントです。 |
管理者型(ISTJ) | ★★★☆☆ | 一度もめると後々まで引きずってしまう可能性があるため注意。もともとの相性が良く信頼関係は築きやすいので、意地を張り過ぎないよう気を付けましょう。 |
論理学者型(INTP) | ★★★☆☆ | 知識欲が強い論理学者型(INTP)とは、深い議論を楽しめます。ただし、意見が対立すると関係がこじれることもあるので要注意。 |
主人公型(ENFJ) | ★★★☆☆ | 自分の意見をしっかりと主張する主人公型(ENFJ)。意見が合う場合は良いですが、対立したときは関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。相手の考えを受け入れつつコミュニケーションを取るのが、良い関係を作るコツですよ◎ |
冒険家型(ISFP) | ★★☆☆☆ | 周りとの調和を重んじる提唱者は、好奇心旺盛で自由に振る舞う冒険家型(ISFP)の行動にイラっとしてしまうことも。相手の特性と認識して付き合うのがストレスを溜めないコツです。 |
エンターテイナー型(ESFP) | ★★☆☆☆ | エネルギー溢れるエンターテイナー型(ESFP)からは、刺激をたくさん得られます。ただし、エンターテイナー型は勢いがあり人の話を聞かないケースもあるのが難点。落ち着いてコミュニケーションを取ってみましょう。 |
指揮官型(ENTJ) | ★★☆☆☆ | 強い意志を持つ指揮官型(ENTJ)とは、基本的な相性は悪くありません。ただし、一度口論になると止まらなくなるので要注意! |
起業家型(ESTP) | ★☆☆☆☆ | 起業家型(ESTP)と提唱者型(INFJ)は、びっくりするほど考え方が合わず、意見が対立することもしばしば…。業務上お付き合いが必要な場合は、譲り合いや第三者も交えて話し合うなど工夫してみましょう! |

提唱者型(INFJ)に向いている職業|MBTI診断(16パーソナリティ)
洞察力と判断能力に長け、人助けをすることが好きな提唱者型(INFJ)。向いている職業は、「人のサポート」「戦略の立案」「想像力を活かす」仕事です。例えば、「心理カウンセラー」「コンサルタント」「Webライター」などがあります。
「心理カウンセラー」は、相手の感情や考え方を尊重してサポート・支援するのが大切。洞察力に優れ、感情の変化に敏感な提唱者型(INFJ)の長所が生かせますよ。相手から頼りにされるため、やりがいもあるでしょう。
「コンサルタント」のような、戦略を立てて目標を達成していく仕事も得意です。状況を的確に判断できるので、目的達成のための計画を立てて理想を現実にする力を持っています。
「Webライター」は、文章を通して多くの方に情報を届けるのが仕事です。情報を効果的に伝えるためには、読者の立場に合わせたメッセージを考える必要があります。届ける相手の感情や状況を汲み取れる提唱者型(INFJ)の特性を生かすことができますよ。
また、Webライターのようなクリエイティブな仕事は、1人でコツコツと作業する場面が多いです。内向的な提唱者型(INFJ)にとって、自分の作業に没頭できる仕事環境が合っているのも理由の一つと言えます。

提唱者型(INFJ)に向いていない職業|MBTI診断(16パーソナリティ)
提唱者型(INFJ)に向いていない職業は、「プレッシャーが大きい」「1人の時間が取れない」「競争が激しい」仕事です。
提唱者型(INFJ)は、相手の感情の変化に気づく繊細な一面と、周囲との調和を好む傾向があります。そのため、期待が大きくなる「プレッシャーのかかる仕事」「競争が激しい仕事」には不向きです。
感情の変化にも敏感なので、常に誰かと一緒に行動する「1人の時間が取れない」職場環境も苦手であると言えます。
例えば、「救急救命士」「ノルマの高い営業職」などが当てはまります。命に直結していて時間との勝負がある「救急救命士」は、プレッシャーが大きく責任感を背負いやすい提唱者(INFJ)には不向きです。自分自身をプレッシャーで潰してしまう可能性があるので要注意。
「ノルマが高い営業職」も同様に、悪い意味で自分を追い込んでしまいます。ノルマによって、社内で競争を強いられるのも負担が大きく辛くなってしまう原因になりますよ。
また、不特定多数の方との関わりが強いられる「教師」「公共の施設職員」などの仕事も不向きです。内向的な提唱者型(INFJ)にとって、常に相手とのやり取りが発生したり、自分から積極的に発信する機会が多い仕事は負担が大きいです。人数の規模にもよりますが、積極的になれない場合は避けておくのが無難な職業と言えます。

MBTI診断(16パーソナリティ)提唱者型(INFJ)は他人だけでなく、自分自身のケアも大切に◎
今回は、16パーソナリティの提唱者型(INFJ)について紹介しました。
自分の信念と価値観をしっかりと持ち、世の中の幸せをとことん追求する提唱者型(INFJ)。洞察力と判断力に優れ、その能力を使って「人助け」をすることに喜びを感じます。そのため、相手をサポートする「カウンセラー」、多くの方にメッセージを伝える「Webライター」、相手のニーズを掴んで戦略を練る「コンサルタント」などの職業に適正があります。
一方で、プライベートでの人付き合いは「深く狭い関係」を好むのが特徴。内向的で自分の気持ちに正直なため、偽りのない深い人間関係を大事にします。自分よりも相手を優先しがちなので、自分自身のケアにも気を配ることが大切ですよ。
今回の記事を参考に、自己分析や将来に向けたキャリア構築について考えてみてくださいね!
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