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想像力豊かで知的好奇心が旺盛な面を持つ一方で、ルーチンワークが苦手なINTP（論理学者型）は、適職と不向きな職がはっきり分かれていると言えます。 今回は、INTP（論理学者型）の強みと弱みを解説し、さらにINTP（論理学者型）におすすめの仕事を紹介していきます。「INTP（論理学者型）の自分に合う仕事って何だろう？」と悩んでいるみなさんの参考になれば幸いです。
目次
INTP（論理学者型）は仕事できないって本当？
INTP（論理学者型）は、想像力や分析力に優れたアイディアマンです。一方で、単純作業が苦手で、色々と考えすぎて行動が遅れがちだという面を持っています。INTP（論理学者型）は、マニュアル通りの作業や即断即決が苦手なタイプなので、それらが必要とされる職に就いていると、実力を十分に発揮することができません。もし今、「仕事ができない」と悩んでいるのなら、それはINTP（論理学者型）の適職に就いていないからだと言えます。 INTP（論理学者型）の強みを生かした職業に就けば、周りの人にも「仕事ができる人」だと思われるでしょう。
INTP（論理学者型）の長所・強み・得意なこと
INTP（論理学者型）の長所は、論理的に物事を考えられるところです。何か問題に直面したときに、INTP（論理学者型）はまず、問題点の本質を見極めます。そして、その原因を分析したり、問題の矛盾を見つけ出したりするため、大きなトラブルを前に焦ることが少ないです。INTP（論理学者型）は冷静に様々な可能性を考え、スムーズに対処することが得意なので、仕事中も周りから頼りにされるでしょう。また、INTP（論理学者型）は想像力が豊かで知的好奇心が旺盛です。一度興味を持ったことは、とことん追求するタイプなので、好きな分野に打ち込めば、自然とスキルアップが見込めます。
INTP（論理学者型）の短所・弱み・苦手なこと
INTP（論理学者型）は思考力に優れている完璧主義なタイプです。そのため、考えすぎて行動が遅くなってしまうことがあります。自分が納得のいく結果を導き出すことは良いことですが、思考が長すぎることは、時に短所になります。とことん考えることが好きなINTP（論理学者型）は、思考力が求められないマニュアルに沿った単調作業を苦痛に感じる場合が多いです。毎日決まったルーチンワークをこなさなければいけない職場は、あまり向いていないかもしれません。また、理論派のINTP（論理学者型）は感情的な意見に共感できない傾向にあります。周りの状況を察して行動することが苦手なので、感情を推測する力や感情的な意見に対応する力が求められる職場は、居心地が悪いと感じるでしょう。
INTP（論理学者型）に向いている仕事7選
INTP（論理学者型）の長所は、「深い思考力を持っていること」「探求心が強いこと」「倫理的思考力を持っていること」です。そのため、それらを生かすことができる仕事が、INTP（論理学者型）に向いている職業だと言えます。以下でINTP（論理学者型）におすすめの仕事を7つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
INFPの適職1：クリエイティブな仕事
想像力豊かで深い思考力を持つINTP（論理学者型）は、クリエイティブな職業が向いています。さらにINTP（論理学者型）は物事を客観的に見ることに長けているので、スケジュールを管理しながら進める仕事もおすすめです。具体的には、建築家やテクニカルライターなどが挙げられます。他の人ならスケジュールに追われてしまう仕事も、論理的思考力が高いINTP（論理学者型）ならサクサク進められるはずです。
建築家
建築家とは、建築物の造形や構造をデザインし、その図面を描く職業です。デザイン関連の仕事は、様々な思考を巡らせより良いアイディアを導き出すINTP（論理学者型）に向いている職業だと言えます。また目を惹くようなデザイン力だけでなく、建築基準法に基づき安全性が高い建築物をデザインする力も求められるため、INTP（論理学者型）が持つ倫理的思考能力も生かすことができます。
テクニカルライター
テクニカルライターとは、様々な電化製品や精密機器のマニュアルを、わかりやすく書き起こす仕事です。主に取扱説明書を書く仕事に従事します。多くの家電や自動車、情報機器への造詣の深さが求められるため、特定の分野のプロフェッショナルになる傾向があるINTP（論理学者型）に向いている職業です。
プログラマー
プログラマーとはプログラミング言語を用いて、システムエンジニアが設計したシステムを作成する技術者のことです。システムエンジニアが設計したシステムを読み取る理解力と、プログラムを組む技術が必要です。プログラマーは、システム作成後にバグを見つけ出し、それを修正することも仕事に含まれるため、冷静に状況を分析することに長けているINTP（論理学者型）に向いている職業です。
INFPの適職2：専門的な知識が求められる仕事
特定の分野を探求することにやりがいを抱くINTP（論理学者型）には、専門的な職種が向いています。INTP（論理学者型）は知的好奇心が旺盛なため、興味を抱いた分野を楽しく学び続けることができます。また専門的な仕事に就く場合、対応した資格を取得することが推奨されますが、学ぶ意欲が強いINTP（論理学者型）なら仕事に必要な勉強は苦にならないでしょう。具体的には、研究職や学者などが挙げられます。
研究職
研究職とは、大学や企業、公的研究機関などで研究に携わる仕事です。主に科学技術分野の研究を行うため、特定の分野の専門性を突き詰めたいINTP（論理学者型）に向いている職業です。先の見えない研究を続けることは大変ですが、自分自身で0から1を導き出したい傾向があるINTP（論理学者型）なら、乗り越えられるはずです。
学者
学者とは、学問の専門家です。人類学・心理学・考古学などの分野があり、研究職と同義だと扱われることもありますが、学者を職業と呼ぶには少し違和感があります。学者と称される人たちは、一般的には普段、大学教授や助手を仕事としているためです。そのため、1つの分野を極めたいINTP（論理学者型）には、大学教授や助手をしながら、興味を抱いた学問の学者を目指すことがおすすめです。
INFPの適職3：数字やデータと向き合う仕事
冷静に状況を分析し、論理的思考を持ち合わせているINTP（論理学者型）には、数字やデータと向き合う仕事がおすすめです。具体的には、経理や金融アナリストなどです。INTP（論理学者型）は数字に強い傾向があるため、数字やお金に関する仕事は向いているでしょう。
経理
会社のお金の流れを記録し、管理する仕事です。売掛金の管理や給与処理、決算処理など会社の様々な会計処理を担当します。企業によっては、経理のことを会計と呼ぶ場合があります。経理は間違いが許されない緊迫感のある仕事ですが、完璧主義とも言われているINTP（論理学者型）には適職だと言えます。
金融アナリスト
金融アナリストとは金融の専門家のことで、証券アナリストとも呼ばれています。金融アナリストは、海外の企業の情報を扱うこともあり、膨大な情報の中から必要な情報を分析する必要があります。INTP（論理学者型）は人と関わる仕事が苦手な傾向がありますが、何かに特化した仕事だけが向いているわけではありません。金融アナリストのように専門家+人と関わる仕事という割合であれば、十分に実力を発揮できるでしょう。アナリストを経てクライアントの対応を問題なく行えるようになったら、コンサルタントを目指すこともおすすめです。
INTP（論理学者型）に向いていない仕事6選
INTP（論理学者型）は「感情的な意見に対応する場」や「単調作業が求められる場」などが苦手です。そういった職場で働いていると、INTP（論理学者型）は十分に実力を発揮できない可能性があります。以下の6つの仕事を必ず避けるべきだというわけではありません。しかし、もし、以下の仕事を希望するのなら、INTP（論理学者型）に向いている仕事の要素も含まれる職場や部署を志望することをおすすめします。
接客がメインの仕事
INTP（論理学者型）は、感情的な意見の対応をすることが苦手な傾向があります。接客業は、時に理不尽な声の対応をすることがあるため、そういったことに大きなストレスを感じるINTP（論理学者型）は不向きな職業です。具体的には、受付やサービススタッフなどです。しかし、接客に関する仕事でもINTP（論理学者型）が得意な業務と組み合わさった業務であれば、働くことに問題はありません。
受付
受付は企業や病院などの施設で、来訪者の対応を行う仕事です。訪問者の記録を管理し、送迎が必要な場合はタクシーの手配も行います。受付は施設に来た人が1番はじめに目にする人なので、受付の印象によって、来訪者の施設に対する印象が決定される場合もあります。日々笑顔で多くの来訪者の対応をすることに、INTP（論理学者型）はストレスを感じやすいです。
サービススタッフ
サービススタッフとは、飲食店やホテル、式場などで料理のサーブを行う仕事です。INTP（論理学者型）は感情的な意見が苦手な傾向があるため、接客が苦手なケースが多いです。1日の中で様々なお客様の接客をするサービススタッフは、INTP（論理学者型）が飽きやすく、疲れを感じやすい職業だと言えます。
専門性がない仕事
クリエイティブな仕事に楽しさを感じるINTP（論理学者型）は、専門性がない仕事が苦手です。また、ルールや慣習が厳しい仕事に違和感を抱くことがあるため、工場の作業員や一般事務員などの職業にはストレスを感じるでしょう。INTP（論理学者型）が専門性がない仕事に就く場合は、「その仕事を続ければ、いずれ専門職の道が開ける」といったやりがいが必要です。
工場の作業員
工場の作業員とは、工場内で指定の材料を用い、製品を製造する仕事です。製品の売れ行きなどで多少の繁忙期はありますが、基本的には日々ルーティン化された作業を行います。そういった仕事の方が向いているタイプの人もいますが、創作意欲が強いINTP（論理学者型）は専門性がないルーティン化された職業にストレスを感じる傾向があります。
一般事務
一般事務とは、企業の事務作業を幅広く行う仕事です。来客応対や清掃など事務作業以外を行う場合があります。一般的には、必要なデータの管理とデータ入力、電話やメールの対応がメインの仕事ですが、専門的な仕事ではないため、クリエイティブ思考が強いINTP（論理学者型）には不向きな職業だと言えます。
ノルマがある仕事
INTP（論理学者型）は、自分で決めることができない仕事が苦手です。営業や配達員など、会社側から指定されたノルマを、その日の内に消費しなければいけない職業にはストレスを感じるでしょう。INTP（論理学者型）がノルマのある仕事に就く場合は、そのノルマを達成するまでの方法を自分で決められるような職場であることが望ましいです。
営業職
営業職とは、自社サービスや商品を企業や民間の人に売り込む仕事です。訪問営業と電話営業があり、訪問先の相手の心を掴む会話力が求められます。また、営業職には日・月・年単位のノルマがある場合が多いため、厳しい指定がある業務が苦手なINTP（論理学者型）には不向きな仕事だと言えます。
配達員
配達員とは、指定地域内で荷物の収集と配達を行う仕事です。現在では、ノルマが廃止されたり、緩和されている企業もありますが、その日・その時間内に運ばなければいけない指定の荷物というものは存在しているので、自由な考えを持つINTP（論理学者型）は疲れを感じやすい職業でしょう。
INTP（論理学者型）におすすめのアルバイト3選
INTP（論理学者型）の専門か気質の性質を生かせるアルバイトや副業として、書店スタッフや動画編集者などが挙げられます。その他にも特定の部門に属したり、日々新しいことに挑戦できたりする環境の職場が向いています。
書店スタッフ
書店スタッフとは、新書や古本を扱う書店に勤め、本の品出しや返品対応、POP作成やレジ業務を行う仕事です。接客業務も含まれるため、働いている間に社会人としてのビジネスマナーが身に付くでしょう。書店では、少年漫画・ミステリー・アメコミなど、自分の担当が与えられるケースが多いため、専門知識を身に着けたいINTP（論理学者型）におすすめのアルバイトだと言えます。
動画編集者
動画編集者とは、与えられた撮影データをクライアントの意図に沿って編集する仕事です。各種動画サイトやSNSが普及し、動画編集者の人口が大幅に増えました。しかし動画編集者の仕事は減るどころか増えるのではないかと予想されています。編集者は日々異なる動画を編集するため、代わり映えのない作業が苦手なINTP（論理学者型）におすすめの仕事です。また、動画編集スキルは、映像業界以外でも役立つスキルなので、アルバイトや副業で実績を作っておくとよいでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、企業や個人の依頼を受け、Webサイトのデザインを考え、制作する仕事です。Webクリエイターと呼ばれることもあります。Webサイトの配色やロゴなどを0から作成するため、クリエイティブな仕事が好きなINTP（論理学者型）に適した職種ですまた、Illustrator やPhotoshopの実務経験があると、就活が有利に進む場合があるため、アルバイトや副業で経験しておくことがおすすめです。
INTP（論理学者型）が就活や転職活動で使える自己PRのポイント
INTP（論理学者型）の特性や、向いている職業を認識できたのなら、就きたい職業をピックアップしましょう。希望の業種が大体決まったのなら、早めに自己アピール文のひな形を作成することをおすすめします。自己アピール文は応募先の企業に自分を売り込む文章です。企業ごとに最適な文章を書くことが望ましいですが、毎回自己アピール文を0から作成するのは時間がかかります。あらかじめひな形を作成しておくと、応募先の企業に合わせた自己アピール文の作成が容易になるため、希望就活先や希望転職先の業界が決まった段階で、自己アピール文のひな形を作成しておきましょう。 以下は、INTP（論理学者型）の特性を生かした自己アピール文です。ぜひご参考ください。
自己PRの例文
私の長所は、細かいミスに気が付き、違和感を放置しないところです。常に目の前の仕事に集中し、確認を怠らないため、見逃しやすいミスに気が付くことができます。また些細な違いにも違和感を抱くことを忘れず、報連相を欠かしません。結果、前職では大きなトラブルを未然に防いだり、社内の業務が円滑に進むよう指示を出したりしておりました。貴社で働いた暁には、私の長所を生かし、数字やデータに関する業務に携わりたいと考えております。
INTP（論理学者型）が適職に就くためのチェックポイント
INTP（論理学者型）が適職に就くための気を付けるべきポイントが4つあります。就職先に迷っている人は、ぜひ一度ご確認ください。また応募先が決まっている人も、4つのチェックポイントを読めば、応募する求人が自分の適職かどうか軽い診断が行えるため、ぜひチェックしてみてください。
ポイント1：興味のある分野に就く
INTP（論理学者型）は興味があることに一直線に進むタイプです。興味のある仕事には前向きに取り組むことができますが、反対に関心が薄い仕事を苦痛だと感じます。事前に、興味のある分野の仕事をピックアップしておき、それに沿って就職活動を進めることがおすすめです。INTP（論理学者型）には、ひとりで複数の部署を兼任する仕事ではなく、部署ごとに仕事が明確に分かれている仕事や、学問・芸術・エンタメに関連した仕事が向いています。
ポイント2：創造力や発想力を生かせる職場で働く
クリエイティブ思考のINTP（論理学者型）は、常に創造力や発想力が求められる職場が向いています。自ら何かを作成するクリエイター職だけでなく、イベントや企画に関する仕事でも実力を発揮できるでしょう。プロジェクト形式の仕事は、クリエイティブ職が強い傾向にあるため、求人を見る際に確認してみてください。
ポイント3：分析力が求められる仕事に就く
数字やデータの分析力に長けているINTP（論理学者型）には、マーケティングなど常に最新の情報を比較し、分析結果を分かりやすく伝える仕事も向いています。感情的な意見に左右されず、的確な判断を下すことができるので、人事部などでも活躍できるでしょう。
ポイント4：臨機応変な対応が求められる職場で働く
INTP（論理学者型）には、日々決まったルーティンをこなす仕事ではなく、ある程度裁量が求められる仕事が向いています。雇用形態にこだわらないのであれば、フリーランスなど自分で仕事の分量を調節できる働き方にチャレンジしてみることもおすすめです。
INTP（論理学者型）の強みと弱みを理解して自分の天職を見つけよう！
論理思考のINTP（論理学者型）は、感情に左右されることが少ないため、時に合理的な判断を下します。近寄りがたい印象を抱かれることもありますが、興味を持った分野には目を輝かせて取り組む一面も持ち合わせています。一度何かに悩むとずるずると考え続けてしまうこともありますが、「考え出すと長い」という弱みは「用心深く検討する性格」だと言い換えることもできます。長所だけをアピールするのではなく、短所も受け止め、自分の個性を生かすことができる職を探すことが天職に就く第一歩です。 本記事がみなさんの自己分析に役立てば、幸いです。